@シール層の役割シール層はAC型、DC型PDPに共通して形成される。
AC型PDPではフロント、リア両方の基板に、DC型PDPではフロント基板にいれて、2枚のガラス基板を接着する役割を果たす。
Aシール層の材料シール(封止)剤には低融点ガラスが使用される。
LCDでシール剤といえばエポキシ樹脂か紫外線硬化性樹脂だが、PDPの部品・材料には高い耐熱性が要求されるため、100度前後で溶ける高分子材料は、PDP用シール剤には適さない。
PDPメーカーは、ガラスメーカーよりシール剤の供給を受け、シール層を形成する。
@電極の役割リア基板に形成される電極は、AC型PDPではデータ電極、DC型PDPでは陽極と呼ばれる。
データ電極は、アドレス電極とも呼ばれる書き込みのための電極である。
一方陽極は、フロント基板に形成された陰極と対で放電を起こすための電極で、5〜10ミクロン程度の厚さで形成される。
A電極の材料AC型、DC型PDPのいずれの場合も、リア基板に形成される電極は主にAg(銀)ペーストを材料とすることが多い。
ただし、AC型PDPメーカーの中には、Al(アルミニウム)を材料とするメーカーもある。
@抵抗の役割抵抗はDC型PDPのリア基板に形成される。
電極の寿命を延ばすため、余分な放電電圧を制限する役割を果たす。
A抵抗の材料抵抗は、RuO2(酸化ルテシウム)等の抵抗性ペーストを材料とし、膜厚は10〜15ミクロンで形成される。
ただし現在では、感光性ペーストに主流が移りつつある。
DC型PDPの抵抗には、放電セルの輝度や寿命をそろえるため、抵抗値を均一にすることが求められる。
リブの役割リブはAC型、DC型PDPいずれの場合もリア基板に形成される。
微小な放電空間を確保し、3色の蛍光体の混合を防止する。
AC型PDPでは、幅50ミクロン以下、高さ150ミクロン程度のストライプ状に、DC型PDPでは、幅60〜80ミクロン、高さ180〜200ミクロン程度のセル状に形成される。
AC型PDPのピッチは.42インチVGAで約220ミクロン、25インチXGAで約150ミクロンである。
現在、PDP製造上最も難しい工程といわれる。
これまで、リブの形成には、スクリーン印刷やサンドブラスト等の方法が採用されてきたが、まだ確立されたわけではなく、新しい方法がいくつか開発されている。
リブの材料リブの材料は、低融点ガラスにアルミナ等の金属酸化物を混合したものである。
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